《ハンターハンター》ジン・フリークスの哲学

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ハンターハンターの重要人物の1人であるジン。

何かと謎大き人物であるが、彼の考えが少し露呈したシーンがある。

それは世界樹でゴンと対話した時だ。

実はこの場面はハンターハンターの中でも私のトップクラスにお気に入りのシーンである。

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ジンのほしいもの

さて、世界樹でのゴンとの対話でジンのほしいものが明らかになった。

それはいま目の前に無いものである。

ジンは何時もその時必要としているものを追っている。実はその先にある本当にほしいものなどどうでもいいくらいに。

この発言からみて基本的にジンは以前紹介したアドラー心理学のように己の気持ちや信念に素直に一直線に行動しているみたいだ。

原作の中でも「好きなことだけしてきた」と発言している。

話を戻すと、13歳の時にプロハンターになったジンがほしかったものは王墓の真実であった。

しかし、約2年の歳月を費やし、念願叶って王墓の真実を目の当たりにしたジンが本当に嬉しかったのはそのために協力しあった仲間たちと握手した瞬間であった。

その仲間たちは見返りを一切求めずただ純粋に王墓の真実が知りたいという理由でジンに協力した。その中にはなけなしの生活費を寄付するものまでいたという。

さらに現在も無償で法人の役員をしながら生きた情報をジンに提供しているという。

この仲間たちと比べたら王墓の真実などただのおまけ。

大切なものはほしいものより先に来たのだ。

ジンのこれから

そしていまジンは暗黒大陸を目指している。

しかしジンは決して急いでいないし道中を楽しんでいる。

すでにビヨンド組とある程度の信頼を構築し、大いに道草を楽しんでいる最中だ。

このさき新世界を目指す過程でどのような出会いや体験がジンを待ち構えているのか、暗黒大陸編でのジンの遠回りにも注目である。

なぜならそっちにほしいものより大切なものがきっと転がっているからだ。

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