ハンター協会第12代会長のアイザック・ネテロが、キメラアント編で王との戦闘で殉職した後の選挙で何度も『ネテロの遺志』というワードが出てきました。
今回はこれが何を意味するのか考えていきたいと思う。
ネテロの遺志
選挙編において、ジンは会長は継がないがネテロの遺志だけは継ぐと宣言しました。
さらにジン曰く、ネテロの遺志を継いでるのはミザイストムでもチードルでもなくパリストンであると。
そこでジンとパリストンに注目してネテロの遺志を考えていきたい。
ジンとパリストンは似ている
選挙においてジンは結果を変えるために来たのではなく、選挙そのものを楽しむために来たと本編では語られている。そして一番の収穫はレオリオだったと。
さらに以前記事にもしたのだが
ジンのほしいものは目の前にない何かである。
これは簡単にいうと目的に向かって突き進む途中で得られるモノこそもっとも重要だとジンは認識している。
一方パリストンはそもそもなぜ副会長になったのかというと会長になるためではなくネテロと遊ぶため。
本編からみるに副会長のときにどうやら相当ネテロと遊んでいた節がある。
また、ネテロもその遊びを楽しんでいたようだ。
そして選挙でも会長になるためではなく選挙自体をただ楽しむためにパリストンは参加していた。
実際パリストンは会長になった直後辞職し、それに憤慨したチードルに対してパリストンは勝とうとも負けようとも思っていないから最強なんだとジンから解説されていた。
さらにチードル曰く、パリストンは邪魔や障害すら楽しんでいるところがネテロと似ていると。
結果よりも過程
ジンとパリストンの特徴を上記のとおり整理してみたが、このことから両者とも結果よりも過程を重視している傾向があることが分かる。
つまり『ネテロの遺志』とは遊び心を持って過程を楽しむようなことだと私は解釈している。
ただ、ネテロやジンとは違い、パリストンの場合はその遊び心が他人をおちょくるという”害”であることが厄介なのだ。
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